2020年5月短答向け
☆アカ凸講座の主な利用対象者
・簿記の総合問題対策に悩んでいる方
・力が付く簿記の実践的な問題演習を行いたい方
⇒財務テキスト@とA、短答総合問題集で簿記の出題領域の7割はカバー可能。
2020年8月論文向け
☆アカ凸講座の主な利用対象者
・会計学の第3問や第5問の計算(簿記)の総合力を付けたい。
・受験戦略や学習指針、学習の方向性に迷走している。
・2020年のヤマ当てや直前期の対策について知りたい。
・モチベーションを維持したい。
2020年12月短答向け
☆アカ凸講座の主な利用対象者
・財務会計論の計算を中止とした講義と過去問(400問以上)を用いたテキストの解法解説は2020年12月向けに合わせて作成しています。
・簿記に対する苦手意識を払拭できない受験生にとっては、アカ凸コンテンツは環境に刺さると思います。
2021年5月短答向け
会計士の勉強を続けられるか自信がない初学者の方向け
2021年5月短答向け及び会計士の勉強を続けられるか自信がない初学者の方向け
以下、長い文章ですが重要なメッセージを込めていますので、最後までお読み頂ければ幸いです。
文章を読むのが面倒な方は、同じ内容について動画で解説しています。(動画の方が長いです。。。すみません。。。)
2021年5月短答向け及び初学者向け@(27分43秒)
2021年5月短答向け及び初学者向けA(29分11秒)
2021年5月短答向け及び初学者向けB(29分46秒)
文章はここからスタートです!
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年内(2020年)は計算に特化する学習方法をおススメします。
ここに、会計士の勉強を始めながら、会計士の学習を継続できるかを判断するおススメの学習方法があります。
それは日商簿記検定合格を一つの登竜門にする方法です。(私が行っていた方法です。)
登竜門は「日商3級」と「日商1級」の2つです。
以下、具体的に解説していきます。(既に日商3級や2級をお持ちの方はAから入ってください。)
@直近に開催される日商3級の勉強を独学で行う。
開始期間が今から3ヶ月以上空いているなら、合わせて日商2級の勉強も並行します。
日商3級と2級は2月と6月と11月に開催されます。
目的は「日商3級に合格すること」です。(2級合格ではありません。)
3ヶ月以上独学で勉強して本試験に臨んだのにも関わらず3級に合格出来なかった場合、おそらく会計士試験には向いていません。
スパッと諦めることをおススメします。
合格できた場合⇒Aへ進む。
A日商1級へのチャレンジ日を決める。
日商1級は6月と11月に開催されます。
勉強期間は最短で半年、平均で1年を要する難関試験です。
目的は「日商1級合格レベルに到達すること」です。(1級合格ではありません。)
よって、3級が2月合格なら11月の試験を、6月合格なら11月チャレンジの翌年6月の試験を、11月合格なら翌年6月チャレンジの11月の試験を対象にします。
そして、ここが最大のポイント!
日商1級の学習媒体は、「会計士の試験講座」を軸に組み立てます。
狙いはあくまで会計士試験の合格であって、日商1級はその通過点として位置付けていますので、合格だけにこだわる必要はありません。
インプットは会計士講座、アウトプットは市販の1級の過去問や問題集です。
おススメのインプット講座は・・・
財務(商業簿記・会計学):アカ凸にお任せ下さい!
管理(工業簿記・原価計算):他の会計士予備校の管理会計論だけを単科で申込む。
日商3級後の財務と管理の計算力は会計士講座を展開している講師の力を借りて、日商1級の勉強と会計士の勉強を同時並行的に進めていきます。
最低でも半年間は頑張ってみて下さい。
そして、日商1級の本試験に臨みます。
受ければ分かります。
自分の立ち位置と合格までの距離が。
A:多分、合格できている。(ボーダー以上)
B:うーん、正直微妙なところ。(ボーダー前後)
C:多分無理だけど、足りない理由が理解できている。
D:絶対無理だし、次受けても受かる気がしない。
A、B⇒半年後の会計士短答合格に目標を切り替えて、本格的に会計士試験にチャレンジ!⇒Bへ
C⇒次の半年後の日商1級まで、同じことを継続します。(会計士試験の勉強は非推奨)
D⇒会計士試験には向きません。ここで諦めます。
B申込む会計士講座を決める。
お金をかける | お金をかけない | |
A | 上級コース | 監査(単科)+企業(独学)※ |
B | 入門・上級コース | 監査(単科)+企業(単科)※ |
短答は財務、管理、監査、企業の4科目ありますが、財務と管理の相当部分は日商1級で学習済みです。
残った監査と企業のうち、企業は過去問や一問一答を用いた独学での攻略は可能ですが、考え方にコツのいる監査は独学での勉強は絶対に不可能です。
※演習慣れが必要だと感じた場合には、別途短答答練の申込を検討します。(通常、上級コースには入っています。)
上記は一例ですが、範囲網羅性に問題はなく、会計士の短答合格を射程圏内に入れた現実的な学習法だと思います。
なぜ、日商なのか?
3級は合格を登竜門にし、1級は合格レベルへの到達を登竜門にすることで、下記のようなメリットを享受できます。
初学者にとって
超簡単な3級の「合格」という結果も残せない人は、口だけ人間の可能性が高く、会計士試験の論文合格までの構図を描けることができません。
もちろん、やれば誰にだってチャンスはある試験であることは私も理解しています。でも、例えば、
「私は運動神経が全くありませんが、どうしても、絶対に!プロ野球選手になりたいんです!どうすれば叶いますか?」
と言われても、現実的には「不可能だから辞めた方が良いです。」という回答がある意味で一番「優しい」回答だと私は思います。
なので、最低限の結果を残せない人をここでふるいにかけることが出来ます。
中級者にとって
次に、日商1級ですが、こちらは上述したように、日商1級の合格自体が目的ではありません。
何事もそうですが、勉強を始めたての感覚というのは全く当てになりません。
一方で、ある程度経験を積み重ねた感覚というのは、的を得ていることが多々あります。
だから、沢山勉強した試験で「あぁ、これは自分には向いていない。絶対に無理だ。」という想いが日商1級の時点で出てくるのであれば、これを超える難易度の会計士試験が自分には向いていないことを極めて理性的かつ合理的に判断できます。
逆に「難しいけど、時間を掛ければ何とかなりそうだな。」とか「今は手も足も出ないけど、この試験を絶対に突破して見せるぞ!」
といった想いが、沸々と湧いてくるのであれば、公認会計士試験を突破できる素養はある、と断言できます。
この素養を、この適性を、この理性を、この感覚を手にしてから会計士試験の本格的に学習に算入する方が、結果的に経済的な負担を軽減できる上に、合格までの速度が速いのです。
根拠のない素人の「絶対に合格する!」という感覚が当てにならないのは、初学者向けの70万円とか80万円近くする会計士講座のコース申込者の大多数が途中でリタイアしてしまう事実に基づいています。
何事も始める時は、小さく始める。
これが、受験でもビジネスでも投資でも成功する秘訣だと思います。
その意味で、短答までの合格目標期間が長い場合には、まずは地に足をつけた計算を中心とした学習こそが王道であり、結果的に近道なのです。
ご参考にして頂ければ幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。